〜今日のいしとよ第185回〜
“オーガニックコスメ”の認証機関は、日本にはありません。日本製の化粧品で「オーガニック」と書いているものは、すべて各メーカーやブランドの判断によるもの。ではオーガニックの定義とは一体何なのでしょう。
日本における“オーガニック”の意味
「“オーガニックコスメ”の認証機関は日本にはない」とお伝えしましたが、「じゃあ食品はどうなの?」と思われた方も多いでしょう。食品については、農林水産省の有機JAS認定がされていなければ“オーガニック”と名乗ることはできません。
オーガニックとは直訳すると「有機の」という意味。化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料が使われます。基本的には土壌の持つ力を生かして栽培する農法なのです。その他の基準としては 「3年間農薬や化学肥料を使っていない土地を使うこと」、「遺伝子組み換え原材料は使用しない」、「合成添加物の使用制限」など。ただし、お伝えしたとおりこの厳格な決まりはすべて食品に対してのこと。 日本製のコスメに関しての定義は、各ブランドによります。
海外におけるオーガニック認証機関
・エコサート…フランスのトゥールーズを拠点とする、世界最大規模の有機製品認定機関。もともとは 農産物の認証から始まり、加工食品、ついでオーガニックコットン、最近になってコスメへと認証の分野を広げてきました。「95%が自然原料であること」「遺伝子組み換え原料の使用は不可」といった厳格な基準が設けられています。
・コスメビオ…2002年に設立されたフランスのエコロジカル・オーガニック化粧品協会。「100%天然由来から構成されていること」「石油由来物質を使用しないこと」など、エコサートよりもさらに厳しい基準が設けられています。
”オーガニック”というだけでの判断は禁物
海外のオーガニックコスメで日本に入ってきているものは、だいたい上記2つの認証を受けています。コスメのパッケージを見ると、認証マークが印刷されているのでぜひ見てみてください。
上でお伝えしたとおり、日本製のオーガニック製品の場合、判断がメーカーやブランドに任されています。「オーガニック」という言葉ですぐに飛びつくよりも、ホームページやカタログでしっかりと情報を得た後、できればサンプルをもらって試す、またはショップで詳しい説明を聞くなどして製品選びをしましょう。
本日のバースデイカラー『ガーネットブラウン』
色言葉は『エネルギー・忘我・話好き』
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